(写真：AFP/TTXVN）

ロイター通信がハマス関係者の話として５日に伝えたところによりますと、人質の解放は、イスラエルのガザ撤退および恒久的な停戦に関する合意成立を条件とします。

人質と引き換えに解放されるパレスチナ人囚人の人数や身元については、まだ交渉が続いています。

一方、イスラエル首相府は「ハマスはまだ人質のリストを提示していない」とする声明を発表ました。

解放の対象となる人質の身元や生死は不明です。イスラエルはＣＮＮに対し、生きている人質全員のリストをハマスからまだ受け取っていないと説明していました。

停戦と人質解放に向けた間接的な交渉は数日前にカタールの首都ドーハで再開しました。しかしイスラエルとエジプトの当局者によりますと、これまでのところ、交渉が進展する兆しはほとんど見えていません。

ハマスは１２月５日の時点で人質１００人をガザで拘束していました。イスラエル首相府によると、ガザで拘束されている人質のうち少なくとも３６人は死亡したと思われます。

イスラエルのガザに対する攻撃は５日も続きました。

ガザ市民防衛当局によりますと、ガザ北部の住宅の建物に対する攻撃では一家１２人が死亡しました。まだがれきの下敷きになっている住民もいます。

現場を撮影したＣＮＮの映像には、がれきを必死にかきわけて捜索救助活動を行う人々が映っています。住民はＣＮＮの取材に対し、子ども１人が救出されましたが、まだ１１人が行方不明になっていると語りました。（CNN)